こんにちは、テラ治療院です。
「小指や薬指がしびれる」
「肘を曲げていると手がジンジンする」
「最近、手に力が入りにくくなった」
このような症状はありませんか?
そのしびれは、肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)が原因かもしれません。
今回は、肘部管症候群の原因や症状、注意点についてわかりやすく解説します。
■ 肘部管症候群とは?
肘部管症候群とは、肘の内側を通る「尺骨神経」が圧迫されたり、引き伸ばされたりすることで起こる神経障害です。
尺骨神経は、
- 小指
- 薬指の小指側
- 手の細かな動きに関係する筋肉
などを支配しています。
そのため、肘の部分で尺骨神経に負担がかかると、小指や薬指のしびれ、手の動かしにくさが現れます。
■ 主な症状
肘部管症候群では、次のような症状がよくみられます。
- 小指と薬指の小指側がしびれる
- 肘の内側から手にかけて痛みや違和感がある
- 肘を曲げ続けるとしびれが強くなる
- 箸やペンを使いにくい
- ボタンを留めるなどの細かな動作がしづらい
- 握力が低下する
- 指を広げたり閉じたりしにくい
初期はしびれだけでも、進行すると手の筋肉がやせ、指の変形が目立つこともあります。
■ 肘を曲げるとしびれやすい理由
肘を深く曲げると、肘部管の中を通る尺骨神経が引き伸ばされ、神経周囲の圧力も高まりやすくなります。
そのため、
- スマートフォンを長時間見る
- 電話を耳に当て続ける
- 肘を曲げた状態で眠る
- 車の運転で肘を曲げ続ける
といった姿勢で症状が強くなることがあります。
■ 肘部管症候群の主な原因
● ① 肘を曲げる姿勢の繰り返し
肘を長時間曲げたり、何度も曲げ伸ばししたりすると、尺骨神経に負担がかかります。
● ② 肘をつく習慣
机や床に肘をつくと、肘の内側にある尺骨神経が直接圧迫されます。
デスクワークや車の運転中に、無意識に肘をついている方は注意が必要です。
● ③ 肘関節の変形
加齢や変形性肘関節症によって肘の骨が変形すると、神経の通り道が狭くなることがあります。
● ④ 過去の骨折や外傷
子どもの頃を含め、過去に肘を骨折した経験がある場合、年月が経ってから肘の変形や神経への負担が現れることがあります。
● ⑤ ガングリオンなどのできもの
神経の近くにガングリオンなどができ、尺骨神経を圧迫することもあります。
■ 手根管症候群との違い
手のしびれを起こす疾患として、手根管症候群もよく知られています。
肘部管症候群
- 小指と薬指の小指側がしびれる
- 肘を曲げると症状が強くなりやすい
- 指を広げる動作がしづらくなることがある
手根管症候群
- 親指・人差し指・中指を中心にしびれる
- 朝方に症状が強くなりやすい
- 親指で物をつまむ力が低下することがある
しびれる指の範囲は、原因となる神経を判断する大切な手がかりです。
■ 首が原因のしびれとの違い
小指側のしびれは、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなど、首の神経が原因で起こることもあります。
- 首を動かすと症状が変化する
- 肩や腕にも痛みがある
- 腕全体がしびれる
- 首の痛みを伴う
このような場合は、肘だけでなく首の状態も確認する必要があります。
■ 放っておくとどうなる?
神経への圧迫が長く続くと、
- しびれが慢性化する
- 握力が低下する
- 細かな手作業が難しくなる
- 手の筋肉がやせる
- 指が変形する
ことがあります。
筋力低下や筋肉のやせが現れている場合は、早めに整形外科や手外科を受診することが大切です。
■ 自宅で気をつけたいポイント
- 机や床に肘をつかない
- 肘を深く曲げた状態を長時間続けない
- スマートフォンを持つ手や姿勢をこまめに変える
- 就寝中に肘を強く曲げないよう意識する
- 痛みやしびれを我慢して作業を続けない
肘を強く揉んだり、神経の部分を何度も刺激したりすることは避けましょう。
■ テラ治療院でのサポート
テラ治療院では、しびれている手だけではなく、
- 肘の状態
- 前腕の筋肉
- 肩や肩甲骨の動き
- 首の状態
- 姿勢や日常生活での身体の使い方
