こんにちは、テラ治療院です。
「四十肩は自然に治るって聞いたのに、何ヶ月経っても痛い」
「痛みは減ってきたけど、まだ腕が上がらない」
「いつになったら元通りになるの?」
そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?
四十肩・五十肩は、肩の痛みだけではなく、肩関節を包む組織の炎症や硬さが関係するため、回復までに時間がかかることがあります。
今回は、なぜ四十肩は治るまで長引きやすいのかをわかりやすく解説します。
■ そもそも「四十肩」とは?
「四十肩」と「五十肩」は年齢によって呼び方が違うだけで、基本的には同じような状態を指す一般的な呼び方です。
肩関節周囲の組織に炎症が起こり、
- 肩が痛い
- 夜中にズキズキする
- 腕が上がらない
- 背中に手を回せない
などの症状が現れます。
特に肩関節を包んでいる関節包が硬くなって可動域が大きく制限された状態は「凍結肩」と呼ばれます。
■ なぜ四十肩は長引くの?
大きな理由は、
単純な「筋肉痛」ではないからです。
四十肩では、炎症が落ち着けばすぐ元通りになるとは限りません。
肩の中で起こる変化とともに、症状も少しずつ変わっていきます。
■ ① 最初は「炎症」が起こる
初期には、肩関節周囲に炎症が起こり、痛みが強くなる時期があります。
この時期には、
- 腕を動かすと痛い
- 何もしなくても痛む
- 夜中に痛みで目が覚める
- 寝返りで痛む
などの症状が出ることがあります。
痛みが強いため、どうしても肩を動かす機会が減ってしまいます。
■ ② 動かさないうちに肩が硬くなる
痛いから肩を動かさない
↓
肩の動きが減る
↓
関節周囲がさらに硬くなる
↓
もっと動かしにくくなる
という状態になりやすいのが四十肩の特徴です。
炎症が落ち着いて痛みが軽くなっても、残った「硬さ」はすぐには元に戻りません。
ここが四十肩が長引きやすい大きな理由です。
■ ③ 「痛み」と「硬さ」は同時に治るとは限らない
四十肩で非常に重要なのがこのポイントです。
患者さんから、
「痛みはだいぶ良くなったのに、まだ腕が上がらない」
と言われることがあります。
これは決して珍しいことではありません。
炎症が落ち着いて痛みが減った後も、関節包などの硬さが残っていると、
- 腕が上がらない
- 後ろに手が回らない
- 服の着脱がしづらい
といった可動域制限が続きます。
つまり、
「痛みが治る」=「肩が完全に治る」ではない
ということです。
■ 四十肩には回復までの段階がある
四十肩・凍結肩の経過は、大きく3つの時期に分けて説明されることがあります。
① 炎症期(Freezing)
痛みが強く、徐々に肩が動かしにくくなる時期。
↓
② 拘縮期(Frozen)
痛みは少しずつ軽くなるものの、肩の硬さが目立つ時期。
↓
③ 回復期(Thawing)
硬くなった肩が少しずつ動くようになっていく時期。
このように、ある日突然治るのではなく、身体の中で段階を踏みながら回復していくため時間がかかります。
■ どのくらいで治るの?
これは非常に個人差があります。
数ヶ月で大きく改善する方もいれば、1年以上かけて徐々に回復する方もいます。
凍結肩では、経過全体が1~2年程度、場合によってはさらに長くなることも報告されています。
また、「放っておけば全員が完全に元通りになる」とも限りません。
だからこそ、
「四十肩だから時間が経てば大丈夫」
と決めつけないことも大切です。
■ 長引かせないために大切なのは「時期に合わせること」
四十肩では、状態によって必要な対応が変わります。
痛みが非常に強い時期
無理に動かしすぎず、炎症を悪化させないことが大切です。
痛みが落ち着いてきた時期
肩関節や肩甲骨を少しずつ動かし、可動域を取り戻していくことが重要になります。
つまり、
「とにかく動かせばいい」でも「ずっと安静にすればいい」でもありません。
今どの段階なのかを見極めながら対応することが大切です。
■ 本当に四十肩なのか?も重要
「40代だから四十肩だろう」と自己判断するのも注意が必要です。
肩の痛みには、
- 腱板損傷
- 上腕二頭筋長頭腱炎
- 石灰沈着性腱板炎
- 肩峰下インピンジメント
など、似た症状を起こすものがあります。
特に、
「急に腕が上がらなくなった」
「明らかに力が入らない」
「強い痛みが続いている」
といった場合は、整形外科で画像検査などを受けることも大切です。
■ テラ治療院でのアプローチ
テラ治療院では、
- 肩関節の可動域
- 肩甲骨の動き
- 胸郭の柔軟性
- 周囲の筋肉の状態
- 猫背・巻き肩などの姿勢
- 日常生活での肩の使い方
