こんにちは、テラ治療院です。
今回はむちうちについてお話いたします。
むちうちは、交通事故やスポーツなどで首に強い衝撃を受けた際に発生する、首や肩、背中に痛みや不快感を伴う症状の総称です
むちうちの主な分類と特徴
むちうちは、障害される部位や症状の現れ方によって、以下の4つのタイプに分類されます
- 頚椎捻挫型(約80%)
最も一般的なタイプで、首や肩の筋肉や靭帯が過度に伸ばされて損傷します。痛みや可動域制限、肩こり、頭痛、めまいなどの症状が現れます。 - 神経根損傷型
頚椎から分岐する神経根が圧迫され、腕や指に痛み、しびれ、感覚異常、筋力低下などが生じます。 - 脊髄損傷型
脊髄が損傷されることで、手足の麻痺やしびれ、感覚障害、筋肉の緊張亢進、排尿・排便障害などが現れます。 - 自律神経障害型(バレー・リーウー症候群)
頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、視力障害、倦怠感などの自律神経症状が主体となります。
治療期間と経過
- 軽度の場合:約2〜3週間で回復することが多いです。
- 中等度の場合:1〜3ヶ月程度の治療が必要です。
- 重度の場合:6ヶ月以上かかることもあります。症状が改善しない場合は「症状固定」となり、後遺障害認定の申請が検討されます。
一般的な処置
- 初期対応:安静を保ち、アイシングを行います。
- リハビリテーション:マッサージ、ストレッチなどを行います。
- 温熱療法:患部を温めることで、痛みの緩和や筋肉の緊張をほぐします。
注意点と放置のリスク
むちうちを放置すると、症状が長引き、日常生活に支障をきたすことがあります。特に、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などの症状が続く場合は、早期に医療機関への受診をすることが重要です。
むちうちは外見からは症状がわかりにくいため、自己判断せず、なるべく早めの受診が大切です。
どうしたらわからない時は気軽に当院までご相談ください。
皆様の身体の悩みを『技術』と『まごころ』と『おもてなし』で治します。