こんにちは。
テラ治療院です、今回は上腕二頭筋長頭腱炎についてお話します。
あまり馴染みのない疾患だと思いますが意外と多いのがこの上腕二頭筋長頭腱炎です。
上腕二頭筋長頭腱炎とは?
- 場所:上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の腱の一部で、肩の前方を通って関節内に入る「長頭腱」が炎症を起こす状態。
- 特徴:肩の前側に痛みが出るのが代表的。
主な原因
- 使いすぎ(投球、ラケット競技、反復動作の多い仕事など)
- 加齢による変性(腱がすり減って炎症が起きやすい)
- 肩の不安定性や他の障害(肩峰下インピンジメント、腱板損傷などが背景にあることも多い)
症状
- 肩の前側の痛み(押すと痛い)
- 腕を上げる動作や投球動作で痛む
- 重いものを持つと悪化する
- 夜間痛(寝返りで痛むこともある)
診断方法
- 問診・視診・触診(肩前面を押すと痛い)
- 徒手検査(Speedテスト、Yergasonテストなど)
- 画像検査(超音波、MRIで腱炎や断裂を確認)
施術
保存療法(多くはこれで改善)
- 安静、負担動作の制限
- アイシングや温熱療法
- リハビリ(ストレッチ・肩周囲筋の強化)
予防
- 過度な反復動作を避ける
- トレーニング前のウォームアップ
- 肩甲骨・肩周囲の筋力バランスを整える
- 正しいフォームで運動する
このように使いすぎによっておこりやすい疾患がこの上腕二頭筋長頭腱炎です、今回挙げた症状に該当する用でしたら一度ご相談ください。
皆様の身体の悩みを『技術』と『まごころ』と『おもてなし』で治します。