こんにちは!
テラ治療院です、今回はドケルバン腱鞘炎についてお話しします。
ドケルバン腱鞘炎(狭窄性腱鞘炎)
どんな病気?
- 親指を動かす腱(短母指伸筋腱・長母指外転筋腱)が通るトンネル(腱鞘)が炎症で狭くなり、腱がスムーズに動かなくなる状態。
- 特に手首の親指側に痛みが出る。
主な症状
- 親指を動かすと手首の親指側が痛む
- 物をつかむ・スマホを持つ・赤ちゃんを抱っこする時に痛みが強くなる
- 腫れや熱感を伴うこともある
原因・なりやすい人
- 使いすぎ(スマホ操作、PC作業、手作業、楽器など)
- 出産後や更年期の女性(ホルモン変化でなりやすい)
- 手首に負担がかかるスポーツや仕事
診断のポイント
- フィンケルシュタインテスト:親指を握りこぶしに入れて小指側に手首を曲げると、痛みが強く出る
施術・対策
- 安静・サポーター:手首の負担を減らす
- 湿布・消炎鎮痛薬
- リハビリ(ストレッチ・物理療法)
続いてセルフケアのやり方をご紹介!
ドケルバン腱鞘炎のセルフケア
① 使いすぎを減らす
- スマホ・マウスの持ち方を工夫
→ 片手で長時間持たない、支える時は小指や手のひらも使う - 重い物を親指と人差し指だけで持たない
② 冷やす & 温める
- 急な痛み・腫れがある時 → 氷や冷却シートで10分ほど冷やす
- 慢性的な痛みやこわばり → 温めて血流を良くする(お風呂、蒸しタオル)
③ ストレッチ(痛みが強くない時)
- 親指ストレッチ
- 手のひらを上にして親指を反対の手でそっと横に引く
- 痛みが出ない範囲で10〜15秒キープ × 3回
- 手のひらを上にして親指を反対の手でそっと横に引く
- 手首ストレッチ
- 親指を外に出した状態で、手首を反対の手で軽く曲げる
- 無理しない範囲で10秒キープ × 3回
- 親指を外に出した状態で、手首を反対の手で軽く曲げる
④ サポーター・テーピング
- 親指や手首を固定して「休ませる時間」をつくる
- 100均やドラッグストアの簡易サポーターでも効果あり
⑤ 生活の工夫
- ビンのフタを開ける → ゴム手袋や道具を使う
- 赤ちゃんを抱っこする → 腕全体で支える
- 掃除や料理 → 長時間続けずにこまめに休憩
ポイントは「完全に休ませる」よりも「無理なく使える工夫」をして炎症を悪化させないことです、いろいろ試したけど何ともならない時は是非一度ご相談くださいね!
皆様の身体の悩みを『技術』と『まごころ』と『おもてなし』で治します。